
車の道路、列車の線路と同じように、飛行機にも路があります。
もちろん目にはみえませんが。航空路と呼びます。 昔はこの航空路ありませんでした。 "You know so much sky. So few planes. Who's going to hit anybody?"(Understanding 航空管制 より)
「空は広いし飛行機は少ない。衝突はありえない」というわけです。
1956年にグランドキャニオンで空中衝突事故が起こって以来、このままじゃ危ないということになって、地上から電波を発する無線施設ができました。 現在の飛行機は目的地に向けてまっすぐ飛んでいるのではなくこの無線施設を頼りにジグザグにとんでいます。 効率は悪いですが、安全なんです。このほうが。 GPS等を使った新しい航法が導入されてきてますが、 これによって、飛行機は自機の位置をかなり正確に知ることができ、もっと効率的な飛び方ができるようになるそうです。
ところで上の写真ですが、エンルートチャートといいます。 色んな線が引かれてるけど、これが航空路。 航空路ごとに名前や最低経路高度など細かくきまっています。 航空路管制をやる各管制部の管制官は担当する空域の主要な航空路は覚えています。
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